投資信託を調べているとブル型・ベア型という言葉も目にします。
違いを簡単に言うと、ブル型は株価が上昇することで成果を目指し、ベア型は下落することで成果を目指すことがそれぞれの特徴です。
投資信託の中には、短期的な株価指数の値上がり・値下がりを利用し、利益を狙う方法も。
そんな手法でもブル・ベア型を上手く取り入れて稼ぐ人もいます。
この記事ではブルとベアの特徴の違いやメリット、デメリットをまとめました。
ブル型とは?
ブル型は、レバレッジをきかし上昇相場で高いリターンを目指すタイプの投資信託になります。
ブル型ファンドは現物取引の投資ですが、信用取引のようにレバレッジを効かせた投資ができます。
そのため、一定の元手で何倍ものリターンを狙えるという効率的な投資になる攻めタイプ。
現物取引なら信用取引のように元本を超えた損失は原則生じません。
ブル型では短期的な上昇場面を予測してファンドを購入し、上昇局面が終了しそうな時点で換金して利益を得るという運用向きです。
ベア型とは?
ベア型は、レバレッジをきかし下落相場で高いリターンを狙うタイプの投資信託です。
高い値の売りから入り、下がって買い戻すことで利益を出すスタイルです。
株価が下がっている不況面でも資金を効率的に運用できるのが特徴。
ブル・ベア型のメリットやデメリット
・短期向き
・レバレッジがつくが現物取引で可能
・ハイリターンが期待できる
・上昇下落のトレンド時にそれぞれ効果発揮
・コストが高い
・損失も大きい
・中長期向きではない
・横ばい(保ち合い)相場では損失がある
・中、上級者向け
ブル・ベア型の投資信託は、レバレッジ2倍~4倍といった取引で売買しているハイリスク・ハイリターンタイプ。
ただ、信用取引と違って、
なので売買方法は普通の投資信託と変わらないです。
デメリット部分の注意として、
が特に覚えておくべきところです。
市場が一方向に動かないと、どちらに投資してもリターンを期待しにくくなります。
上げ下げを繰り返すことで最終的に、ブル型・ベア型のリターンはともに対象の株価指数を下回ってしまう結果が生まれます。
指数の上昇と下落を繰り返すと、「負の複利効果」が働いてしまい、基準価額が日々少しずつ下落してしまいます。(下の図)
購入後は
・相場の分析
・利益を得るための見切りポイントを決める
・損失を拡大させないための損切
が重要です。
まとめ
ブル・ベア型それぞれを解説しながら違いを書きました。
投資信託は、手軽にハイリターンを狙えますが、状況によってはリスクがあるので攻めの投資信託となります。
・ブル型は上昇トレンド向き
・ベア型は下落トレンド向き
・現物取引のままレバレッジ取引可能に
・短期保有向き
・相場変化のない保ち合いでは損失が出る
・相場を読む必要がある
ブルベア型は、短い投資期間で高いリターンを狙いたいという投資中上級者向けの商品になります。
初めて挑戦するなら、余裕資金の範囲で、まずは少額で始めることをおすすめします。